こころとからだのウェルビーイング研究部会 (SCM20)  【マネジメント研究】

統合的アプローチによるウェルビーイング向上
―非財務情報開示時代のFM戦略―
部会長
部会長:野間 操
株式会社清和ビジネス
働き方デザイン本部
デジタル・イノベーション・
コンサルティンググループ長
認定ファシリティマネジャー
●keywords●
ウェルビーイング / 企業価値向上 / 非財務情報開示 / 人的資本経営 / 組織のウェルビーイング / 個人のウェルビーイング / ワークエンゲージメント / ESG / SDGs
 
●YouTube JFMA-CHANNEL●
YouTube_JFMA-CHANNEL JFMA調査研究部会のご紹介(部会紹介動画)
サマリー ウェルビーイングを通じた企業価値向上の研究の途中経過を報告する。ウェルビーイングへの投資は、生産性向上と人材確保をもたらす戦略的取り組みである。ウェルビーイングを個人と組織の両面から捉え、「基盤構築」「価値向上」「革新創出」の段階的アプローチを提案する。ファシリティマネジメントが従業員の健康や働きがいに果たす役割と、非財務情報開示時代における企業価値向上への貢献について論じ、今後、評価の指標と手法の開発に向けて論を進める。
活動内容 人的資本経営の視点から、FM 施策と事業成果の関連を説明できる枠組みの構築を目指している。その目標は、客観データに基づく施策評価、ウェルビーイング変化の測定・把握と定性評価との関係性の明確化である。具体的には、FM 施策の立案、快適な環境整備、共創スペースの設置、行動変容を促進するための仕掛け作り、そして既存の知見を活用したファシリティマネジメント実践方法の体系化について議論を行っている。さらに、企業見学や他の研究部会との連携などを通じて、活動の場を広げている。
※定例会開催日程(原則) 第1水曜日18:00〜20:00、月1回
成 果 企業が取り組むウェルビーイングを個人から組織へと拡張し、それに伴う研究テーマの整理を行った。施策(投資)評価の指標としては、アブセンティズムとプレゼンティズムの解消、エンゲージメントの向上、アクティビティの変容などを挙げている。そして、ステークホルダーが事業成果の最大化と、FM 施策の関係を理解し実践するための枠組みを構築した。
※研究成果の詳細を閲覧することが可能です: 「研究成果 他」の項目へ
メンバー
(2026/7 現在)
部会長:野間 操(清和ビジネス)
部会員:石崎 真弓(ザイマックス総研) 石本 研(ユニティ) 
    遠藤 淳子(大成建設) 吉P 茂(FRS/フォーバル・リアルストレート)
    齋藤 敦子(コクヨ) 佐伯 和彦(くらしのキャリア) 渋谷 高陽(サンケイビル)
    菅野 文恵(ゼロイン) 高橋 靖(東海美装興業) 原 良(TATAMI)
    徳間 瑠以(オービック) 山下 勝・西本 匠・造士 時成(朝日ビルディング)
    渡辺 亮(ユニバーサル園芸社)
事務局:山口 亜哉(JFMA)

2026年度のテーマと活動内容 【活動計画】

メインテーマ

  1. マネジメントモデルの開発
    これまでに整理した枠組みや概念を磨き上げ、ファシリティマネジャーの業務を支援するツールを開発する。
  2. 対象
    「こころ」と「からだ」をそれぞれ社会心理学的視点と人間工学的視点から議論し、ファシリティマネジャーが取り組みやすいテーマとして整理する。
  3. 目標
    ウェルビーイングの概念を個人から組織へと拡張し、ファシリティマネジメントにおける戦略立案・計画・評価方法へと展開することで、モデルの活用促進につなげる。

活動計画

  1. 研究会(月1回定例会、Teamsによる随時検討)
    組織と個人のウェルビーイング向上のための施策、およびその結果・成果を評価するための指標設計と調査手法を検討する。
    検討にあたっては、規格や制度など既存の知見・成果を最大限に活用する。
  2. 調査企画
    先進的な企業への見学、ヒアリングやアンケートを通じて、働き方やウェルビーイングの変化を把握し、記録する。
  3. 研究成果等の公表
    ファシリティマネジメントフォーラム等で研究成果や実践の手引きを発表し、シンポジウム等を通じた意見交換の機会を創出する。
    また、他の研究部会と適宜連携する。
     

2025年度のテーマと活動内容 【活動実績】

活動報告

  1. 情報収集及び意見交換(定例会)
    毎月1回、計12回の定例会をハイブリッド形式で開催した。FM実践基礎講座およびファシリティマネジメントフォーラムでの発表を最終的なアウトプットの目標に設定し、昨年度までの研究成果のブラッシュアップを図りながら議論を進めた。
  2. 情報収集及び意見交換(オンライン)
    Microsoft Teamsを活用し、意見交換や見学会の企画・日程調整を随時実施した。あわせて、部会員からの関連情報の共有も円滑に進み、タイムリーな検討体制が定着した。
  3. 調査企画
    先進的な取り組みを行う企業を対象に、見学会を2回開催した(大成建設、SHIFT)。
  4. 研究成果等の公表
    直近4年間の研究部会活動の成果として、FM領域におけるウェルビーイングの位置づけや、組織の事業成果最大化の観点から新たに考案したモデル等を整理し、「インハウス・ファシリティマネジャーのためのウェルビーイング戦略〜概念構造と実践的枠組み(研究部会活動のまとめ)〜」と題したレポートとして取りまとめた。
    本レポートは、多くのファシリティマネジャーの実務における参考・実践に資することを目的とし、JFMA公式Webサイトの研究部会ページにて公開した。
    https://www.jfma.or.jp/research/scm20/pdf/REPORT/JFMA_Wellbeing_report20260331.pdf
     

研究成果 他

ファシリティマネジメントフォーラム ※ JJ:JFMA機関誌「JFMA JOURNAL」掲載

調査研究部会公開セミナー(FM実践基礎講座(分野別)・FM初心者向け秋の18講座・FM秋の夜学校)

書籍・報告書 他