BIM・FM研究部会 (SCM17)  【固有技術研究】


BIMとの連携によるFMの高度化とビジネスモデルの創出
部会長
部会長:猪里 孝司
大成建設株式会社
設計本部 設計企画部長
認定ファシリティマネジャー
一級建築士
●keywords●
BIM、FM、CAFM、ICT、ライフサイクル、デジタル情報
 
サマリー BIM(Building Information Modeling)は建築のライフサイクルにわたって建物情報を活用する手法である。さまざまな職能をもった関係者間の情報共有・情報統合の基盤であり、政府が提唱している「Society5.0」の一端を担うものといえる。設計や施工期間中に蓄積された情報を、運用段階で活用することによりLCC低減や利用者へのサービス向上が期待できるだけでなく、脱炭素化にも貢献できる。
当研究部会は、このようなBIMの特性を活かし、日本型BIM・FM連携によるFMの高度化とビジネスモデルの創出を目指して活動している。
活動内容 月に一度、部会(オンラインと対面を併用)を開催しFMでのBIM活用、FMとBIMとの連携、FMにおけるデジタル情報の活用について、自社および国内外の事例発表、効果や課題について議論し、情報共有するとともにその成果の公表について検討している。
※定例会開催日程(原則) 最終木曜日16:30〜18:00、月1回
成 果 「ファシリティマネジャーのためのBIM活用ガイドブック」(2015年4月)
「ファシリティマネジメントのためのBIMガイドライン」(2019年8月)
「ファシリティマネジメントのためのBIM活用事例集」(2022年7月)
※研究成果の詳細を閲覧することが可能です: 「研究成果 他」の項目へ
メンバー 部会長:猪里 孝司(大成建設)
副部会長:友景 寿志(大成建設)
部会員:足達 嘉信(鹿島建設) 飯島 勇・林 俊英(福井コンピュータアーキテクト) 
    石坂 貴勲・松永 文彦(アイスクウェアド) 井上 雅子(セコム) 大西 康伸(熊本大学)
    大西 康伸(熊本大学) 緒方 健人(日積サーベイ) 
    奥村 潤・土田 真一郎・東川 久孝・波多野 弘和・大川 英二(日本郵政)
    小田 博志・赤尾関 剛志(フジタ) 佐藤 光・石川 大樹・浜辺 亮太・遠藤 隆一・
    岩元 丈仁・宮腰 崇弘・高森 和志(NTTデータ) 木村 謙(エーアンドエー)
    喜多 輝香・阿久津 太一(山下PMC) 佐藤 康夫(シミズ・ビルライフケア)
    繁戸 和幸(安井建築設計事務所)  志手 一哉(芝浦工業大学)
    柴田 英昭・石曽根 栄之(FMシステム) 澁谷 宏樹(パシフィックコンサルタンツ)
    下川 弘・黒澤 一成・高野 剛(安藤・間) 下田中 龍宏(日比谷総合設備)
    白川 愛幸(日本空調サービス) 杉山 真一(プロパティデータバンク)
    諏訪部 泰徳(戸田建設)  添川 光雄(森ビル) 袖野 崇(マルホ) 立石 賢太(ダイダン)
    辻村 啓一(構造計画研究所) 露木 博視(オフィス露木)
    田邉 邦夫(東急コミュニティー) 寺嶋 実(日建設計コンストラクション・マネジメント)
    堂本 勇人(熊谷組) 中尾 光延(ビケンテクノ)  西本 良一(大和ハウス工業)
    似内 志朗(ファシリティデザインラボ) 野口 順二(日本メックス)
    林 晃士(グローバルBIM) 原 悠子(三菱自動車工業)
    旭山 陽子(明豊ファシリティワークス) 平林 裕治・佐藤 浩(清水建設)
    古橋 秀夫・安蘓 秀徳(東京美装興業) 堀 雅木(第一生命保険)
    牧 幹夫(エー・ディー・デザインビルド) 松岡 辰郎(NTTファシリティーズ)
    溝上 裕二(ジョーンズラングラサール) 最上 佳彦・鹿野 護(竹中工務店)
    焼山 誠(大林組) 山梨 知彦・光田 祐介(日建設計)
    吉田 淳・鎌田 佳子(ザイマックス不動産総合研究所)
    脇坂 智(オムロンエキスパートリンク)
アドバイザー:飯田 千恵(大塚商会)
事務局:鈴木 克己・山田 勝彦(JFMA)

2023年度のテーマと活動内容【活動計画】

メインテーマ

・「FMのためのBIM実行計画のテンプレート集」の企画
・FMで利用するためのBIM標準データの規格検討
・BIMとFMの連携によるBIM及びFM双方の高度化

活動計画

2019年6月に国土交通省が立ち上げた「建築BIM推進会議」では建物完成後の運用段階でのBIM活用が焦点のひとつとなっている。JFMA代表として、引き続き本会議および関連する会議体に参加し、FMでBIMが活用できる環境づくりの実現に向けて意見する。また、BIMに関連する学会や団体と連携し、FMが必要とするBIMについて積極的に情報発信する。
・「建築BIM推進会議」とその下部の部会である「建築BIM環境整備部会」および作業WG、「BIMを活用した積算・コストマネジメントの環境整備協議会」への参加
・FMで利用するためのBIMデータ標準化の検討
・「FMのためのBIM実行計画のテンプレート集」の企画
 

2022年度のテーマと活動内容【活動報告】

メインテーマ

 ・「FMのためのBIM実行計画のテンプレート集」の企画
 ・FMで利用するためのBIM標準データの規格検討
 ・BIMとFMの連携によるBIM及びFM双方の高度化

活動実績

2022年7月に「ファシリティマネジメントのためのBIM活用事例集」を発行した。
研究部会を月1回開催し、「ファシリティマネジメントのためのBIM活用事例集」の発行準備およびBIM実行計画のテンプレート、FMのためのBIM標準データについて議論した。
国土交通省の「建築BIM推進会議」およびその下部の「環境整備部会」にJFMAからの委員として参加した。推進会議および環境整備部会での議論を研究部会内で共有した。
 

研究成果 他

ファシリティマネジメントフォーラム ※ JJ:JFMA機関誌「JFMA JOURNAL」掲載

FM初心者向け秋の18講座・FM秋の夜学校(調査研究部会公開セミナー)

書籍・報告書 他