FM戦略・企画研究部会 (SCM02)  【マネジメント研究】

部会紹介(PDF)

2019年度のテーマと活動内容 【活動計画案】

メインテーマ

都市・地域の持続可能性とFM戦略
・サブテーマ:「地域価値の向上」によるまちづくり
2015年国連にて採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の「G11:都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする、G7:エネルギー、G8:経済成長、G9:強靭なインフラ」の実現を各地域の共通の目標とするとともに、各地域の具体的取り組みについて以下の検討をする。
@これからの都市・地域に求められる「地域価値の向上」の具体的事例を検討する。
A「地域価値の向上」の事例における「事業と事業性」を研究する。
B「地域価値の向上」のまちづくり(地域の持続可能性)への効果を検討するとともにSDGs目標との関係を検討する。
C各事例の民間と公共の役割、公民連携の取組みを研究する。

注)2018年度に観光開発等によるまちづくり研究に着手したが、より広い視点から「地域価値の向上」を取り上げるとともに、地方の小都市を対象とする。

活動計画

【背景】
 人口減少、少子高齢化、産業の海外シフト、都市インフラ等の劣化による維持管理更新費用の増加等、「都市・地域の縮退」傾向になりつつある今日、都市経営目標としての持続可能性の向上は極めて重要なテーマである。
都市・地域の持続可能性とは、「QOLの維持向上」のために地域の経済・社会・環境共生・文化・都市環境のレベルが継続される状況である。
今後は、地域固有の課題と資源等を踏まえた「地域価値の向上」による持続可能性への取組みやまちづくりの活動が求められる。
【研究視点】
視点−1:
「稼げるまちづくりチャレンジ100」(内閣府)、「SDGs未来都市」(内閣府)等の事例集をベースに、テーマに沿って事例研究を行う。事例研究においては、2018年度に提案した「まちづくり分析フォーマット(案)」を活用する。
視点−2:
地域資源活用による「地域価値の向上」(地域再生・活性化)事例として古民家や空家を活用した宿泊施設提供事例(例:HISAGO、NIPPONIA等)を取り上げ、事業と事業性、地域価値向上の効果、水平展開の条件、公と民の役割と公民連携の有無等テーマに沿って事例研究を行う。
視点−3:
上記の視点−1、2以外に、他の地域資源活用による地域価値向上とまちづくり事例についても取り上げる。
【研究活動】
 毎月1回の部会開催にて、文献・資料等による事例研究や専門家・事例関係者の講演を交えて、情報収集・意見交換・研究を行う。
 可能であれば「まちづくりとFM戦略事例集」をまとめたい。
【研究資料等】
・「稼げるまちづくりチャレンジ100」(内閣府)
・「SDGs未来都市」(内閣府)
・HISAGOのHP
・NIPPONIAのHP 
・民泊関係資料
・仏生山町(日帰り温泉施設)資料 
・神山町(サンバレー)

2018年度のテーマと活動内容 【活動報告】

≪部会長:高藤眞澄≫

メインテーマ

都市・地域経営とFM戦略
サブテーマ:
 今後の都市・地域の持続可能性に貢献するFM戦略
 2015年国連にて採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の「G11:都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする」の実現を目指し乍ら以下事項を検討する。
@都市・地域の持続可能性の向上に必要な要件を明らかにする
Aこれからの都市・地域に求められる「地域の価値」を検討する
B「地域の価値」創出の具体的事例を研究する
C事例にてPRE戦略を含む公共FM戦略の貢献を明らかにする

活動実績

 原則、毎月1回の部会開催において、自主研究の発表と意見交換、研究テーマに関連した情報交換、外部専門家による講演の実施等を行い、部会としての研究テーマに対する検討を進めた。以下にその概要を示す。
○4/11-魚町サンロード商店街まちづくり事例紹介(講師:公共FM部会・安蘓氏):商店街協同組合による商店街の老朽劣化したアーケードの撤去を契機としたリノベーションによるまちづくり事業と粘り強く公共の支援を得た経緯を確認した。商店街の環境整備により来客数の増大を実現した。
○4/26-神山町のまちづくり事例研究(部会員・吉田氏):1991年の青い目のアリスと呼ばれる人形を、「祖国であるアメリカに里帰りさせたい」と願う地域の有志の集いが始まりで、神山町国際交流協会⇒国際文化村委員会⇒NPOグリーンバレーと体制が続き、アーティスト・イン・レジデンスや神山塾、TV難視聴対策用に整備された光NWを背景にしたサテライト・オフィス誘致など、移住支援を軸とした事業を主に手がけ、国内外から移住者を受け入れ、人口は自然減により減少するが、2012年に初めて社会増を実現している。
 1.「人」をコンテンツにしたクリエイティブな田舎づくり
 2.多様な人の知恵が融合する「せかいのかみやま」づくり
 3.「創造的過疎」による持続可能な地域づくり
 を進め、住民参加や公共と連携した街づくりに発展している。
○6/21-公共FM部会合同部会開催:まちづくりと公共FMのテーマで、意見交換を実施。民の主体的なまちづくり活動が中核となり、公共は支援していく、連携した施策を実施していく対応が重要であると認識。
○7/19-国連SDGsおよびSDGs未来都市の研究(部会員・塚田氏):持続可能性に関して、SDGsのほかISO37120、Global City Indicatorsなど多くあり、相対関係を確認。持続可能性の評価項目と対象範囲をFM戦略企画研究部会として確認。

研究成果 他